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allon4を勧める歯医者と勧めない歯医者

 先日某テレビ番組で東京駅のレンガの駅舎を支える支柱の工事に関して知ることができました。東京駅は古くは埋め立て地で地盤が悪いものなので木の支柱が300本ほど使っていたそうです。それを最新の免震構造に置き換えています。支柱も免震構造を取り得れたもので300本ほど使っているそうです。この番組をみて思ったのです。

allon4を患者に勧める歯科医師は患者にどのような説明をしているのでしょうか?
設計思想(design philosophy)という言葉があります。これは設計する際に何を取って、何をトレードオフするかを念頭に於いて設計することです。例として太平洋戦争中の日本のゼロ戦です。運動性能とコスト、量産化のし易さを取って安全性を捨てています。
 多くの歯科医院でのallon4の説明は以下の通りです。
allon4は4本のインプラントで12本の歯を支えるものです。だから手術時間が短くコストが安く済み、しかも手術当日に仮の歯が入り噛める。
と良いことを強調していますが。トレードオフしているのはその安全性です。しかも経済性が疑わしい。
このことを説明しているのでしょうか?

 4本のインプラントで12本の入れ歯を支えるのですから、インプラント一本当たりの荷重がとても大きくなります。しかも日本人は顎の骨が薄い人が多い民族です。薄い骨に植えられた4本のインプラントは一本当たろの荷重が大きいのですからインプラントを支える骨が荷重に耐えられず、骨から脱落する危険性が高いのです。骨から一本インプラントが脱落した場合、脱落したインプラントだけやり直すだけではすみません。4本のインプラントで支えられていた12本の入れ歯も作り直しです。1本の入れ歯の作り直しで済まないのです。これだけでコストがとても上がります。
しかも自分の歯が5~7本残っていたら、それを抜歯してインプラント4本入れるのです。自分の歯がもったいないと思いませんか?

当院では無歯顎の場合、片顎8本なり10本で3pieceに分けたものを勧めています。こうすれば仮に1本損失してもリカバリーは大変楽で、その際のコストもallon4よりもずっと安く抑えられます。こう説明してもインプラントを8本以上入れたらコストがすごくかかると反論がありそうですが、当院の場合はインプラント一本のコストが安く抑えられています。ですから他院でallon4をやる場合と変わらないか場合によっては安く済みます。





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