マウスピース矯正からワイヤー矯正へ、ってか?
どうやら、マウスピース矯正を始めた歯科医師はマウスピースでは治せない症例が圧倒的に多いと気付いて今慌ててワイヤー矯正のセミナーを受講している先生方が爆増していいるそうです。矯正歯科学会の大会である先生が言われていました。事情通の先生が言われていたことなので間違いないでしょう。
マウスピースでは歯列不正を治せないことはインビザラインが誕生した時から解っていました。装置の構造上どうしても無理があります。傾斜移動が主体でトルクを掛けるのが苦手です。抜歯空隙の閉鎖もほぼ不可能です。
その他講演で聴講した話できになる話がありました。光学スキャナーの解析精度のに難があり、それにはレンズの収差が関係しています。これは私もなるほどと思うことがあります。
当院では舌側矯正の場合、現在スキャナで読み込んでset-up模型をPC上で計画してのちに光造形でレジンの模型を作ります。その模型でコア(舌側ブラケットの位置決めの装置)を作成します。
上記の仕方で作成したコアを用いて治療してみると実際のところ、症例の中には切縁の位置がセットアップ模型に比べ位置が低いものがあります。もうじき終わりの舌側矯正の症例にも、下顎前歯切縁の位置がSET-UPよりも低い患者が一人いるのです。何故こうなるか疑問でした。が、講演を聞いてからは、恐らくレンズの収差が関係しているのだと想定しています。
ところで、
HP上でマウスピース矯正の良さを説いて、マウスピース矯正を勧めていた歯科医師が、突然ある日を境にHP上でマウスピース矯正は良くないと断言してワイヤー矯正を勧めたら、皆さんはどう思いますか?ばれてますよね。矯正の経験がほとんどない歯科医師です。注意しましょう。
ブログもばれます。ゴーストライターに書いてもらっているブログがあります。HPの自己紹介の文章と違うからばれます。しかもゴーストライターがAIの時があります。AIの文章はすぐわかります。
このブログはどうかって?当然手書きです。ゴーストライターの原稿を使う歯科医師とは目的が違うからです。HPの運用思想が違うから当然手書きです。
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