歯並びの悪い患者さんのインプラント治療
歯並びが悪い患者さんのインプラント治療です。

上は初診時のパノラマx線写真です。虫歯が大きく残せない歯があります。

上のパノラマx線写真は残せない歯を抜いた後に撮りました。患者さんは欠損部分にインプラントを希望していました。
ですが、インプラントを埋入するに際しいくつかの問題点があります。先ず下顎の小臼歯が前に倒れていいる点です。そのため下顎の欠損にインプラントを埋入する際倒して埋入しなければいけなくなります。これはインプラントに良くありません。
次に、患者さんの前歯に中程度以上の叢生があることです。
インプラントの上部構造が装着になった後に、叢生が酷い歯並びですから数年後に更に叢生が悪化します。それは確実におこります。必然的に上部構造の近心に隙間が増できます。中程度に歯周病が進んでいますから、経年的に更に悪化し歯の動揺が増えますから、2,3年で隙間ができる危険があります。
患者さんと相談の結果、歯列矯正をして凸凹を治し、倒れた小臼歯を起こすことになりました。
下の写真は矯正を開始する直前の口腔内写真です。
正面から見ると下顎前歯部に叢生のあるのが判ります。
左側面から見ると前歯部の凸凹が良く分かります。
左上の犬歯が大きく唇側に転位しているのが判ります。右下5番は歯根が大きく近心に傾斜しています。被せ物で起こしています。

上のパノラマx線写真は矯正途中のものです。ほどほど治療が進んだところ(凸凹がとれたあたり)で一旦矯正はお休みします。お休みしてインプラントを埋入します。
そして、下顎は3か月後、上顎は4か月後に2次手術を行いました。その後2週ほどでアバットメントを連結し仮歯を装着しました。仮歯にはtubeを装着し矯正を再開しました。
上の口腔内写真はインプラントの仮歯をジルコニアクラウンに交換し矯正が終わったところです。
左側面の口腔内写真です。下顎左側6番はインプラントです。
上顎右側6番はインプラントです。ジルコニアクラウンが装着されています。骨吸収が重度に進行しましたのでクラウンがとても長くなっています。同部位はサイナスリフトを行っています。
左上7番は欠損のままで終わりました。左絵6番の近心が歯肉縁下のカリエスで治療が不可能です。本来は抜歯になりますが、患者と話し合ったところそのままで何か不具合があったときに抜歯することとしました。
左下7番は土台だけ入れてそのままです。

動的治療終了時のパノラマx線写真です。
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