親知らずの抜歯

この患者さんは、左上の中切歯にインプラントを埋入しました。右下(向かって左下)の親知らずに注目してください。赤い丸に囲まれている部分です。現在の状態は右下の智歯周囲炎で右下親知らずの歯冠部分の炎症が波及し右下7番から親知らずに渡り歯槽骨か高度に吸収しています。
親知らずの周囲に炎症が起きて骨が溶けてなくなっています。このようになることで、右下の問題の親知らずを抜歯すると右下の7番が動揺することになります。
ですので右下の親知らずは抜歯しません。抜歯しませんが、右下7番の寿命は親知らずが原因で確実に短くなっています。
当院ではこの症例のような7番に悪影響を与えそうな響親知らずは可能な限り抜歯しています。親知らずが原因で7番を失なって、7番にインプラントを植立するよりは親知らずを抜歯して7番の寿命を延ばした方が経済的だからです。
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