インプラント周囲炎、能代市、北秋田市、秋田市、大館市|ブログ|患者さんに寄り添ったインプラント治療なら能代にあるよつじ歯科・インプラント矯正歯科クリニック

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インプラント周囲炎、能代市、北秋田市、秋田市、大館市

他院で入れたインプラントがインプラント周囲炎となり脱落した症例です。

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右上5,6,7,8とインプラントが入っています。向かって右側(No26)が令和6年9月18日撮影、向かって左(No27)が令和7年3月25日撮影したものです。5,6番と連結ゴールド前装冠、7,8番も連結ゴールド前装冠が装着してあります。7,8番は当院でインプラントの植立から補綴まで行いました。

 7,8番のインプラント修復を当院で行う前には7番がインプラントの単独での補綴修復してありました。が、それもインプラント周囲炎による骨吸収から脱落しました。
 7番の再インプラント治療の際、8番にインプラントを追加して連結の補綴とすることでインプラントの寿命を延ばそうと計画し、患者の同意の元2本の連結修復としました。

 その際脱落した7番のインプラント周囲炎の原因が力であると推測されるので、7,8の植立の際はボーンコンデンスを行いました。7,8は埋入後4か月で2次手術を行い、その後2週間でアバットメント連結し仮歯が装
着されました。その後1か月で最終補綴物(ゴールド前装冠)が装着されました。現在は機能して2年が経過しましたが、経過は良好で周辺の骨吸収は見られません。

以下初診から右上5,6番のインプラント撤去までの経過をデンタルx-pで見てみます。

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右上7番のインプラントは埋入後7年ほどで撤去しています。

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上のデンタルX線写真は右上7番のインプラントを撤去して3か月が経過したところです。

インプラント周囲炎、能代市、北秋田市、秋田市、大館市
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右上7番の再埋入インプラントに骨吸収がそうなので、右上6番の撤去を決めました。

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上の口腔内写真は右上7番のインプラント除去後の写真です。右上6番の骨吸収がどの程度か確認できます。トップフランジ部分の骨が残っていますが、それ以外がディスインテグレーションしているで撤去すべきと判断しました。

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この患者さんのインプラント周囲炎の原因を考えました。脱落したインプラントはインプラント周囲の骨が頬側で非常に薄かったことが原因ではないかと思っています。ネジが緩んでいた可能性もあります。骨を圧縮しなかったのが原因とも考えられます。インプラント体そのものの特性としてサバイバルレートが劣る物だった可能性もあります。
この症例は他院で施術したインプラントであります。他山の石として自分の臨床に反映させたいと思います。
6,7相当部のインプラントは撤去後3か月待機し再埋入を計画しています。

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