矯正症例58 Angle classⅡ div.2|ブログ|患者さんに寄り添ったインプラント治療なら能代にあるよつじ歯科・インプラント矯正歯科クリニック

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矯正症例58 Angle classⅡ div.2

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 治療開始27歳。 性別女性:主訴 審美障害、八重歯を治したい。 診断 Angle classⅡdiv2 。治療期間 33か月。来院回数43回 

 治療費合計84万円(税別)

 抜歯部位:上下左右の第一小臼歯

 KBTマルチブラケットシステム使用。歯列矯正用アンカースクリューを併用。

 保定装置:ベッグタイプリテーナ―

 

 治療途中で患者さんの都合で来院できない時期があり、その結果治療期間が長引きました。

歯列矯正用アンカースクリューを使用したのは上顎の抜歯空隙閉鎖が進まず空隙2mmから全く動かなくなりました。その打開策としてアンカースクリューを使用しました。上顎左側5,6間にアンカースクリューを植立しエラステイックチェーンで牽引し1月ほどで閉じました。

 抜歯空隙閉鎖が遅れる場合、その原因は幾つかありますが、骨と癒着していない場合はこの症例のようにアンカースクリューを併用することで早まります。

 問題となるのはアンカースクリューを併用しても空隙閉鎖しない場合です。歯が骨と癒着している場合は当然動きませんが、動かそうとする歯が頬側の皮質骨に篏合している場合、動きがかなり悪くなります。その他の理由として、年長者の矯正の場合は骨のコラーゲン繊維が硬いのが理由となる場合が度々あります。そのような場合、対処法としてコルチコトミーを併用します。

 コルチコトミーとは皮質骨に溝を入れることです。当院は年長者の矯正が割と多いので治療期間の短縮が大きな課題となっています。そこで2019年後半の当院の課題はコルチコトミーです。来年には症例をお見せできます。

列矯正には以下のリスクを伴う場合があります。


歯列矯正をすることで虫歯、歯周病のリスクが高まります。歯根吸収、歯肉の裂開、歯肉の退縮、ブラックトライアングルの出現の可能性があります。
治療期間が予定より長引くことがあります。動的治療終了時の歯列は永久に保持されるものではなく、経年的に多少なりの変化があります。


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