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SWAの選択 矯正 能代市 北秋田市 秋田市大館市

 他院からの転院患者を診て気になることがいくつかあったので、ここで取り上げて矯正装置に関する当院の考えをお話しします。

問題の転院患者は本来ならば抜歯症例なのにRoth タイプのSWAを使い無理やり非抜歯で仕上げてありました。Roth タイプはのSWAはもともとが抜歯症例の為に作られた装置でありますから、非抜歯の症例に用いることは無理があります。オーバーコレクションやローテーションに対抗するようにカウンターローテーション(こんな言い方するか不安ですが言葉が見つかりませんのでこの言葉を使います)を組み込んである装置です。ですから非抜歯症例にこれを使うのは無理があります。


Roth自身はこれで全てのタイプの矯正に適用可能と言っていますが、私はその主張には少し無理があるように思えます。


RothSWAは白人の最適咬合をから得られたデータを再現するように作られています。日本人の咬合と違いますからそれだけでも無理があると思うのが普通な筈です。私も経験的に、というか患者をよく診ると特にretro gnathicな上顎前突患者では当てはまりません。



RothSWAを作ろうとしたきっかけはAndrewsSWAのスタンダードタイプを使い、その極めて有用性に富むことに気づいたからです。



AndrewsSWAでは非抜歯症例用にスタンダードタイプがあります。それとは別に大臼歯小臼歯の移動量に応じてアンギュレーション、ローテーションを設定し、Ⅰ級Ext症例用として4通り、2級抜歯用として5通りを発表しています。更に、骨格的不正に合わせ、前歯の装置も制作発表しています。Class,Class,ClassⅡ各不正に合わせたものが発表されています。


症例により、ものすごい組み合わせがありますよね。


こんな考えで作成している装置がるのに、これをRothは一種類のブラケットでやろうとしたのです。無理があるのではないか?と思うのが普通ではないでしょうか?


実は
Rothはブラケットだけでなく、スプリントによる下顎頭の安定の後、RothタイプのSWA装置でフルサイズに近いフィニッシングワイヤーでオーバーコレクションし、フェイスボートランスファーされた模型を元にナソロジカルな咬合が得られるナソポジショナーを作成してセトリングさせる一連の治療システムを考案したのであって、この考えによれば一種類の装置で足りる筈というわけです。


ところが、歯科医師ならば、周知の通りナソロジーは否定されていますから。この治療システム自体に無理があります。それと、システムの運用に関して疑問がのこります。ポジショナーを果たして患者さんが使ってくれるか?という問題です。リテーナ―でさえ嫌がる患者がいるのにポジショナーのような大きなものを入れてくれるか?大いに疑問です。保定はリテーナーで済むシステムであるべきです。


 Andrewsは各不正咬合と移動量、骨格的不正に合わせて装置を作っています。つまり、症例によって装置を使い分けろ、と言っています。Andrewsも一連の治療体系を作っているのです。


 当院でも当院の治療体系があり、症例に合わせて装置を選択するという立場をとっています。


 参考文献 プレーンアーチ法 第2版 小坂肇著 医学情報社



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