インプラント 骨造成 骨が足りない 能代市、北秋田市、秋田市、大館市
閲覧注意。血を見るのが苦手な方はお控えください。
インプラントを希望する患者さんのお話を伺うと、通院中の歯科医院で骨が足りないからできないと言われた。と返答される方が大変多いです。
初診で上写真の患者さんが来院しました。インプラント希望です。
口腔内を診ると上顎は左右3番が残根のままです。左右3番支台歯のブリッジが脱落したそうです。これを患者さんが最初に相談した歯科医院では上顎左右3番を残して上顎左右2番にインプラントを埋入してインプラントブリッジにすると提案されたそうです。
患者さんは骨格性3級の骨格性反対咬合で下顎骨が前方に位置していました。更に上顎前歯部の歯牙が欠損してから長期間(20年以上)経過しているため水平的骨吸収が著しく進行していました。
模型で見ると上のようになっています。
義歯が装着された状態のスタディモデルと義歯を非装着のスタィモデルの比較です。
上の写真は一回目の埋入手術です。ものすごく歯槽突起が細くなっています。
上の写真は上顎右側4,3番左側2,3番にインプラントを埋入したところです。左側は若木骨折させて不足している骨を補充しています。右側はスプリットクレスト併用です。
上の写真は1回目のインプラント埋入手術後4か月半経過した写真です。2次手術時にヒーリングアバットメント装着し、その後2週間後にアバットメントを連結し暫間補綴物を装着しました。右4番、左3番はネジ留めとしその他はセメント固定としました。
上の写真は暫間補綴物装着時の口腔内写真です。使用中の義歯をコピーしたものを改造して使用しています。
上の写真は上顎右側1番にインプラントを埋入し同時に骨造成を行ったところです。人工骨はβ-tcp(アローボーン)とHA(ボーンタイト)を3対2で混合したものを使用しています。人工骨はAFGと混合しゲル状に固めたものを皮質骨を穿孔させ出血させ、その上に置きました。
剥離反転させた歯肉弁には骨膜減張切開を加え縫合は水平マットレス方向と単純縫合を組み合わせています。骨造成の際は人工骨に加わるマイクロムーブメントの防止を徹底させる必要があります。その為には暫間補綴物が大切で暫間補綴物と歯肉の間に食物残渣が入らないようにし更に暫間補綴物が脱落しないようにします。
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