矯正症例79 上顎左側2番の先天性欠如を伴うAngleⅡ級1類上顎前突|ブログ|患者さんに寄り添ったインプラント治療なら能代にあるよつじ歯科・インプラント矯正歯科クリニック

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矯正症例79 上顎左側2番の先天性欠如を伴うAngleⅡ級1類上顎前突

初診時年齢12歳 性別:女性  抜歯部位:上顎右側2番、下顎左右5番 動的治療期間1年2か月 

来院回数18回、治療費総額56万円(税込み)

矯正症例79 上顎左側2番の先天性欠如を伴うAngleⅡ級1類上顎前突
矯正症例79 上顎左側2番の先天性欠如を伴うAngleⅡ級1類上顎前突
矯正症例79 上顎左側2番の先天性欠如を伴うAngleⅡ級1類上顎前突

 上顎左側2番が先天性欠如でした。そこで上顎右側の2番を抜歯して上顎左右3番を2番に見立て上顎左右4番を3番と見立て並べてあります。細かいこと色々指摘できる症例で、仕上げをどのようにするか大いに考えらせられる症例でした。上顎左右3番と1番をIPRする予定でしたが、患者が過剰に反応するので止めました。従って上顎中切歯の噛み(openbite気味)ですが、予想される術後の変化を想定すると許される範囲であると解釈できるのでそのままとしました。

 大臼歯がうまく噛んでいないように見えますが一時的なもので時間が経てば適正に噛むようになります。除去の少し前にバイトを挙げたのでそのようになりました。
 私としては妥協的な仕上がりになりましたが、患者の主訴は八重歯の改善と下顎前歯部の叢生でありましたから、それらを解決してあるので、合格点をクリアできています。

 

歯列矯正には以下のリスクを伴う場合があります。


歯列矯正をすることで虫歯、歯周病のリスクが高まります。歯根吸収、歯肉の裂開、歯肉の退縮、ブラックトライアングルの出現の可能性があります。
治療期間が予定より長引くことがあります。動的治療終了時の歯列は永久に保持されるものではなく、経年的に多少なりの変化があります。

装置を除去する際に、補綴物の破損、エナメル質に微小なヒビが入る場合があります。


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