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価値を伝えること 秋田県 能代市 北秋田市 大館市 矯正

 商品を売るには価値を伝えることが大原則ですが、大原則の前に大前提があります。以下の3つです。

1つ目は、どのように言っても専門的なこと、はアマチュアには伝わりません。判らないのです。
2つ目は、伝えようとしている価値が患者さんにとって価値が無いものである場合もあります。ですからその場合、どの様な手段をもってしても、その価値は伝わりません。
3つ目は、一度の説明で患者に伝えられることは4つが限度ということです。

1つ目は3つ目と関連します。平均的な人で一度に覚えられることは3つが限界です。どんなに頭の良い人でも4つが限界です。ですから患者さんが知らないことを説明する場合、そのことを説明するために、更に、患者さんの知らない専門用語を解説する必要があるのです。すぐさま3つの初めて聞くことを憶える必要が生じます。かくして、伝わらない事態となります。ですから、患者さんに専門的なことを説明する場合、説明する項目を絞って話さないといけません。
2つ目ですが、
 例えば歯列矯正のコンサルテーション時のはなしです。金属ブラケットを嫌悪する患者さんに『金属のブラケットは虫歯になり難にくいし動きが速いですよと』と説明し、金属ブラケットでの矯正を勧めたとします。患者さんは、その後他院へ行き『金属のブラケットは虫歯になり難いし動きが速いですよと言われました。本当ですか?』と質問して『初めて聞きました。そんなことありません。セラミックブラケットと差がありません』と事実と反する事を言われたとします。そうすると、そちらで矯正します。

 嘘であっても、求めた答えを言ってくれるところを探します。価値を伝えると言ってもその患者にとって価値が無いものは伝わらないものです。歯科医が価値と思っても患者にとって価値が無いと思われたら伝わりません、当たり前ですよね。この当たり前が分かっていない歯科医が沢山います。お恥ずかしい話ですが、かつての自分もそうでした。

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