歯列矯正2018年の総括

1998年から続けていたベッグテクニックの矯正も2014年のKBTマルチブラケットシステムの販売と同時にベッグスロットからの決別、エッジワイズスロットの選択、使用へと変化しました。
そして2018年は国内の大手矯正歯科材料製造販売業者がベッグテクニック関連製品の製造と販売中止が決定しました。海外でもTP(アメリカ)でベッグ関連製品の販売中止が決定し、程無くセラミックTip-edgeブラケットの製造中止が決まりました。
そのような時代の変化に対応し、当院の歯列矯正もエッジワイズブラケットを用いた矯正(傾斜移動ではなく歯体移動)へと変化が余儀なくされました。
これを機会にKBTマルチブラケットシステムで補えない点を洗いざらい列挙し,Edgewiseブラケットを用いて自分の矯正テクニックの改良を始めました。ベッグ法のフィロソフィーを念頭に置きつつ、現在使っているテクニックは,Suehiro法,Bioprogressive法,KOSAKAプレーンアーチ法,等各種テクニックを参考にしています。
もう一つの大きな変化がありました。舌側矯正の復活です。インダイレクトボンディング法の改良により正確なポジショニングが可能になりました。
これらのテクニックを用いることができるのは歯列矯正用アンカースクリューがあるからです。2018年はアンカースクリューの爆発的使用開始の年になりました。
2018年は歯列矯正の大変革の年になりました。2019年へ向けての助走になりそうです。
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