2017/12/24
インプラント
インプラントを上顎大臼歯から小臼歯にかけて埋入する場合に骨の厚みが足りない場合があります。その部位は骨の底に上顎洞という骨の空洞があり口腔内からは想像できないほど骨が少ない場合があります。
その場合ソケットリフトと言って上顎洞(小臼歯~大臼歯にかけてある骨の空洞)の底から骨補填材(人工骨)を入れて持ち上げて骨の厚みを造成します。
大体8~5mmぐらいの深さがあればソケットリフトが可能です。
写真は上顎洞底まで8mmの骨の厚さがある右上第一大臼歯部に長径6mmのBiconshortインプラントをソケットリフトして埋入しものです。
以前骨の厚みが足りない場合は初期固定を得られないので(インプラントがぐらつく)Biconインプラントはできませんと書きました。この写真の症例の場合充分に初期固定がありましたのでソケットリフトできました。
2枚めの写真を御覧ください。黒い線は術前の上顎洞底です。赤い線はソケットリフトで造成した部分です。